仮想通貨を保有する時にハッキングされたことなどが話題になりました。
口座にしっかりセキュリティ対策をしても仮想通貨がハッキングされて盗まれる事件がいくつか発生しています。
そこで、取引の安全性を確保するための対策として「2段階認証」というものがあります。
多くの仮想通貨取引所では2段階認証を推奨していますが、結論としては、不正アクセス防止のためにも「2段階認証」は行うべきです。
先に2段階認証に関して簡単に説明します。
- 他社からの不正アクセスすることを防止するシステム
- ID/パスワード以外の方法で本人確認を取る仕組み(スマホアプリ)
2段階認証とは
ユーザーがインターネット上のサイトやアプリにログインするときに2つの方法で認証する仕組みです。2度手間なログイン方法で面倒ですが、その目的は外部からハッキングされないためのセキュリティ強化にあります。
- 仮想通貨の口座にアクセスしてIDとパスワードを入力
- パスワードを入力してから2段階認証アプリを起動させてアクセスする2度手間だがハッキングされにくい!
2度手間だがハッキングされにくい!
パスワードを決めるのが面倒な人は、同じパスワードを色々なサイトで使いまわす傾向があります。1つのパスワードが盗まれた場合、他のサイトやアプリで悪用されてしまうという危険性があります。
第3者からの不正アクセスを防ぐための対策として現在有力なのが2段階認証となります。
2段階認証していおくと安心です。
2段階認証はメールや電話番号でユーザーに通知が届く
2段階認証は、IDとパスワードを入力したあとに、メールや電話番号にユーザー専用のコード(数字)が送信されます。そのコード(数字)を入力することで、本人認証するという仕組みになっています。
ユーザーに送られてくるコード(数字)は一定時間が経過するたびに新しいものが発行されます。そのため、同時刻にコードを入手して入力しなければならないので、第3者が使用するのは難しいものとなっています。
コードは一定時間が経過すると無効となり再発行が必要です。
2段階認証アプリ「Google Authenticator」
仮想通貨の多くは「Google Authenticator」というアプリを使用しています。Googleが提供してる2段階認証アプリとなり、IOS端末、Android端末のどちらでもインストールができます。
「Google Authenticator」をApp Storeで (apple.com)
Google 認証システム - Google Play のアプリ
2段階認証の設定後はバックアップが必須
仮想通貨の2段階認証を設定したらバックアップは必ず行いましょう。
設定時に表示されるQRコードやシークレットコードをスクショ、メモ、プリントアウトして保管しておきましょう。
可能であれば、よく使うPCやスマホではなくオフライン上のインターネットに繋がっていない場所での管理をおすすめします。
インターネットにつながっているパソコン上にあると、ウイルスに感染したときやハッキングされた時に盗まれる可能性が高いです。
スマホやタブレットが2台あるのなら、2台とも設定しておくと1台は保存用になります。バックアップを取らずに2段階認証を設定しているスマホやPCが紛失や故障すると、新しいスマホなどを使用しても2段階認証を開くことができなくなります。
バックアップとして管理していた「QRコードやシークレットコード」があれば、新しいスマホでも継続して使用できるようになります。
スマホを機種変更するときは必ずバックアップしておきましょう。
バックアップをせずに2段階認証を設定してしまった場合は、アカウントを再設定することで「QRコードやシークレットコード」を再取得が可能です。
- 2段階認証を一旦解除してからアカウントの再設定を行う
- 2段階認証の設定時に発行されるQRコードやシークレットコードを控える
- バックアップしていなければアカウントの再設定を行う
複数の端末で認証しておくと1台にトラブルがあっても便利です。
まとめ 2段階認証は必ず設定しておこう
仮想通貨を取得して管理する時は必ず2段階認証の設定をしておきましょう。
仮想通貨の口座へのログインが面倒と感じるかもしれませんが、慣れればスムーズにログインできるようになります。
ハッキング被害も防ぐことができるし、安心して取引ができるようになります。